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初心者から上級者までヴァイオリンで素敵なひと時を~ Charly Violin Note ~



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教室ブログ -> 技術・情報 -> コンクールについて(発表会との違い)

コンクールについて(発表会との違い)

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よく「コンクールはハードルが高い」ということ耳にすることがあります。
始めて1年くらいの子 や まだ幼稚園の子、 大人の方など。
発表会とはどのように違うのか、どのような心構えが必要なのかをお話したいと思います。
教室が裏でどのように動いているかも少し紹介しています。

発表会とコンクール

目的の違い

発表会は練習の成果を家族や知人に見てもらう、自分が楽しむことがメインなのに対して、
コンクールは優劣を競うことが大きな目的になります。
どちらの場合も個人の成長に繋がるものですが、
教室外の人から客観的に審査してもらうと普段意識しない事や逃げていた部分に気づく事も多いです。
講師側もコンクール参加が決まった方にはそれなりの対応をとって指導します。
また、コンクールにより公平性・透明性を謳うもの、音楽の発展を謳うもの、成長を促すことを謳うもの、演奏者の発掘を目的の一つとしているもの 等様々です。
入賞すれば、賞状や楯、副賞など、以後経歴として残せるものを頂ける事が多いです。
同じ年代、教室以外の演奏を直に聞いて目線が変わる人は多いでしょう。

選曲(演奏曲)の違い

発表会は普段練習している曲を演奏することになるでしょう。
当教室ではエキシビションとして自分の好きな曲も演奏しています。
技術レベルには重みを置いておらずそれぞれの個性がでます。
対してコンクールでは課題曲が決まっていることが多いです。
中には自由曲で参加できるコンクールもありますがそういうコンクールは選曲時点で評価の優劣が別れる可能性も十分にありえ、
技術が拮抗している部門では選曲が大きく影響してきます。
自分は好きだけど技術を魅せれないのでは評価は伸びませんよね。
なので、自由曲と言えどある程度選曲に偏りが出てきます。
結局入賞者に同じような曲が並ぶことが多いです。

参加費に関する違い

こちらの項目はコンクールを受けたことがない方には特殊に感じるかもしれません。

発表会は教室が運営しているため会費を教室で決定し、教室へ納めて参加します。
会費は教室が設備やピアノ伴奏、参加人数、曲目 等々を見極めて全員同額で設定しています。
1度でも発表会に参加されている方はイメージがつくでしょう。

コンクールでは基本的に教室へはお金は支払いません。
大体のコンクールは年齢によって参加費が設定されていおり、
小学生未満 5000円、小学生 6000円、 中学生以上 8000円 等 年齢が上がるにつれて金額も上がります。
これは主催団体が決めることなので開催方針に沿って決定されることが多いようですが、
基本的に年齢が上がれば難度もあがるので審査にお金がかかるのは仕方のないことでしょう。
加えて、コンクールは地区予選⇒地区本選⇒全国大会など複数の規模で実施されることが多いです。
こちらも 地区予選5000円、地区本選 7000円 全国大会 10000円 など、各ステップごとに参加費が必要となります。
コンクールにより教室単位でまとめて支払いができるケースはありますが、その方が珍しいです。

コンクールの伴奏者について

ヴァイオリンコンクールの場合ピアノ伴奏が必要となります。
ピアニストは教室で紹介しますが、謝礼のお支払は個人でのお支払いとなります。
この時、ピアノ伴奏者への価格の交渉は教室が行います。
曲の長さ、難度により個別で交渉しますので金額もバラバラです。(参加人数も要素として入ってきます。)
コンツェルトになると1回 1万~3万 はしてきます。
地区予選⇒地区本選⇒全国大会など複数回演奏の機会がある場合でもそれぞれお支払するのが基本となります。
ですが、ピアニストも人の子、個人的に温情をかけて頂くケースも存在します。
(発表会時に代表が、「マナーを~」と言っていましたが、こういう時にも影響してきます。。。)
教室が紹介しているピアニスト以外の方と参加することも可能です。
お気に入りのピアニスト、呼吸があうピアニスト 等いらっしゃる方もいるでしょう。
その場合は個人でお願いすることになりますが、教室へ後ろめたい気持ちにはならなくてよいので、実力を出し切れる方を優先しましょう。

また、提示された謝礼額とは別+αをお支払することが基本となります。
額はどのくらいでも構いません、+αすることが大切になってきます。
特に予選通過後の本選時には
「予選通過できました。ありがとうございました。本選も宜しくお願いします」
という意味を込めてプラスしてきました。
また後で、、、と考えていると渡しそびれて悶々としてしまうかもしれません。
予選時には不要と言ってくださる伴奏者 等、ケースバイケースでなかなか難しい部分ですが心配な方は講師と相談するとよいでしょう。
イメージは、、、発表会では 参加者 vs 講師&伴奏者、コンクールでは 参加者&講師 vs 伴奏者 でしょうか。
この辺りが大きく異なってきている部分だと思います。

◇補足
Charly Violin Noteでは発表会で謝礼は強制しておらず、特別に触れてはいません。
ですが、発表会でも参加費の他に講師や伴奏者に謝礼をお渡しする慣習はあります。
ないと「失礼」、「やる気がない」と判断されてしまう可能性がありますので
当教室以外では気を付けてください。

コンクールのリスク

金銭面以外にもリスクはあります。
・一生懸命練習しても予選通過もできなかった。
・同年代周りの子がうますぎた。
・本人と周りの人の温度差が離れすぎていた。
などなど、、、

こういった場合、ヴァイオリンを辞めてしまう程度済めばよいですが、
その後の人生に響いてしまうくらい後ろ向きになる方々を見てきました。
ですので、実力もですが本人の性格・サポート者の性格も鑑みて
講師が 今は出場のタイミングではない と判断・お伝えする可能性もありますのでそこはご了承ください。

まとめ

このようにコンクールは練習を含んだ事前の準備、同じ部門の参加者レベル、費用面 も発表会を大きく上回っています。
小学生が初めて中学校に行ったくらい世界観が変わります。(通じるでしょうか。。。)
なるべく早くこの経験をさせることで練習の打ち込み度、感性、(保護者はサポートや演奏への理解) などが磨かれ、 成長スピードが上がるでしょう。
発表会だけだとどうしても慣れで緊張感が欠けてきます。
1~2回 発表会を経験している方は是非コンクールへ参加を検討してみてください。
あらゆる面で『強く』なれます。


掲載:2022/02/19

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