初心者から上級者までヴァイオリンで素敵なひと時を~ Charly Violin Note ~

皆さん、普段どんな松脂を使っていますか？？
松脂は、先生に任せていたり
購入時に付属している松脂を使用している
という方も多くいらっしゃると思います。



まず、松脂の役割について。
張り替えたばかりの弓や、新品の弓で
バイオリンを演奏しても音はなりません。
まず、バイオリンの弓の毛は馬の尻尾の毛です。
新しい毛は、ツルツルしていて音がなりません。
松脂を塗ることで、毛の引っ掛かりをよくする
役目を持っています。




松脂の使用方法ですが
楽器を弾く前に根元から弓先まで
1-2往復しっかりと付きます。
付けすぎの場合は、演奏すると白い粉が
舞います。
そうした場合は、本体や弓の竿などを
しっかりとクロスで拭くようにしましょう。
放置すると、固まってしまい取れにくくなります。

ここからが本題‼

松脂は、国内外でたくさんの種類があります！
どれを使っていいかわからないという質問も
多く頂きます。
松脂は、新しいものに変更するだけで
音色が変化します。
松脂の価格帯も様々。
購入するのであれば2000円前後がお勧め！！


そこで私のおすすめをいくつかご紹介します！！


まずは、ピラストロ。
色はオレンジ色のライト、音色はツヤのある音色です。
松脂自体も硬めで、比較的割れにくい。
初心者の方でも使いやすい松脂です。

次に大定番のベルナルデル！！
湿気に強く
日本での使用率が一番高いと言われ
初心者からプロまで幅広く使われる松脂。
私は、小学校低学年で
フルサイズのバイオリンに変わった直後に
使いましたが、自分が上手いと勘違いするくらい
雑味の少ない音色だったと未だに覚えています。

ここからは
私が講師を始めて使用した松脂たち。


まずは、ミラン。
ケースに黒猫が書いてあるため
黒猫の愛称で知られる松脂。
毛の引っかかりが強い松脂なので
腕の力が弱く音が鳴らないと悩む方に
お勧めな松脂。
私は、知り合いの楽器工房の方に教わって
初心者用の向けとしていいなと思いました。

次によく行く楽器店の担当者にお勧めして
頂いた変わり種の松脂！
ロッキンロジン！！

何といっても一番の売りは形！！
花、犬、猫、クリスマスツリーなど
種類があり、目で楽しめる！！
肝心の音色も一つ前で紹介したミランの黒猫のように
引っ掛かりの強い松脂なので
初心者や腕の力が弱いお子様でも
使いやすいと思います。

今紹介した4つの松脂の
気になる価格ですが・・・




その時のレートにより前後すると思いますが
1500円～2200円くらいの間で
購入可能です！

ここからは・・・

専科向け～上級者向けの松脂。
まずはアルシェ。
現在は、各レベルによって松脂の配合を変えて
種類があるようですが・・・
私は学生の頃は下記の写真の
アルミに入ったものを使って
いたのですが・・・
（今売られているかは定かではない）

現在は、このような仕様に
変わっているようです！！

この松脂の特徴は
弓の専門メーカーが作る最高品質の松脂
と言われており
アルシェの弓との相性も抜群。
雑味がなく、澄んだ音が出ます！
バラード曲や歌わせる部分の多い楽曲には最適！！
プロの中でも愛好者が多いと言われています。


気になる価格は、約4500円。
今まで紹介してきたものの約2倍。
それだけの価値のある松脂です！！

最後に・・・
最近使いだした松脂！！
レザーウッドべスポークロジン！！

友人の間で、劇的に音色の変わる最高級品
と言われ、取り寄せました。
オーストラリアで制作されているもので
日本でも限られたお店でしか販売されていない代物。


先日使用してみましたが
本当に低音部も高音部もとても重厚感があり
歪みもなく演奏する方もずっと弾いていたいと思う
音色でした！！


これもアルシェ同様
配合をカスタマイズできるようです！！


価格は・・・
私が今まで出会った松脂で一番高価なものです。
興味のある方は調べてみてください（笑）


私の個人的主観で6種類の松脂を紹介しました。
是非、自分の目と耳で選んで
自分に合った松脂を選んでみてください！！